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世紀の発見 [宇宙のロマン]
ちょっと古い話ですが(といっても今年1月のこと)、米カリフォルニア工科大学の研究者たちは、1月20日に、太陽系外縁部に9個目の惑星とみられる物体が存在している証拠を発見したと発表しました。
この星は通称「プラネット・ナイン」。カリフォルニア工科大学によると、地球の10倍の質量を持ち、太陽から海王星の平均距離(約45億キロ)より20倍遠く離れた軌道を1万~2万年かけて周回しているそうです。なお、この天体は木星や土星などと同じガス惑星とみられるとか。
研究者が実際にこの惑星を観測したわけではないけど、他の研究結果から第9の惑星が存在するとの結論を導き出した。
研究者によると、海王星の軌道の外側に広がる「カイパーベルト」と呼ばれる領域に、軌道が特定の方向にとがっている複数の天体があり、数学的なモデルやコンピューターを駆使したシミュレーションから、こうした複数の天体の軌道の形成に影響を及ぼす重力を持つ惑星が存在するとの結論に至ったのだそうです。(参照記事)
この星は通称「プラネット・ナイン」。カリフォルニア工科大学によると、地球の10倍の質量を持ち、太陽から海王星の平均距離(約45億キロ)より20倍遠く離れた軌道を1万~2万年かけて周回しているそうです。なお、この天体は木星や土星などと同じガス惑星とみられるとか。
研究者が実際にこの惑星を観測したわけではないけど、他の研究結果から第9の惑星が存在するとの結論を導き出した。
研究者によると、海王星の軌道の外側に広がる「カイパーベルト」と呼ばれる領域に、軌道が特定の方向にとがっている複数の天体があり、数学的なモデルやコンピューターを駆使したシミュレーションから、こうした複数の天体の軌道の形成に影響を及ぼす重力を持つ惑星が存在するとの結論に至ったのだそうです。(参照記事)
ロゼッタ探査機- 10年の宇宙の旅 [宇宙のロマン]
インフレーション理論の綻び? [宇宙のロマン]
今年3月、ハーバード大学などの研究チームが、アルベルト・アインシュタインが予言した宇宙の“重力波”の観測に成功したと発表し、世界中で話題をさらった。宇宙は138億年前の誕生直後から急激に急激に膨張したことを示す証拠を初めてとらえたと発表したが、この発見が誤りだった可能性が大きくなってきた。
研究チームは南極の望遠鏡で観測を行い、ビッグバンの名残である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と交差する驚くほど強力な重力波の痕跡を発見したと報告した。1980年台初頭に佐藤勝彦・自然科学研究機構長と米物理学者アラン・グース博士が提唱した「インフレーション(急膨張)」理論を裏付ける観測結果と科学界では受け取られ、「ノーベル賞級の成果」と話題になった。
研究チームは南極の望遠鏡で観測を行い、ビッグバンの名残である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と交差する驚くほど強力な重力波の痕跡を発見したと報告した。1980年台初頭に佐藤勝彦・自然科学研究機構長と米物理学者アラン・グース博士が提唱した「インフレーション(急膨張)」理論を裏付ける観測結果と科学界では受け取られ、「ノーベル賞級の成果」と話題になった。
ハッブル宇宙望遠鏡、打ち上げから24周年 [宇宙のロマン]
NASAのハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げの第24周年を記念して、天文学者は地球から6400光年離れたモンキーヘッド星雲(NGC 2174)の赤外線写真を公開した。モンキーヘッド星雲はオリオン座の中に位置し、ガスや塵の雲が融合して新しい星が生まれる、「星のゆりかご(星形成領域)」として知られている。
この画像はハッブルの強力な赤外線キャッチ能力を示すとともに、次期宇宙望遠鏡として打ち上げが準備されている『ジェームズウエッブ望遠鏡の探知能力への期待をさらに高まらせている。
ハッブル宇宙望遠鏡
この画像はハッブルの強力な赤外線キャッチ能力を示すとともに、次期宇宙望遠鏡として打ち上げが準備されている『ジェームズウエッブ望遠鏡の探知能力への期待をさらに高まらせている。
今回、NASAが公開したモンキーヘッド星雲の写真(クリックすると拡大できます)
IMAGE CREDIT:NASA/ESA/HUBBLE HERITAGE TEAM (STScI/AURA)
2億年前の巨大隕石 日本で発見 生物大絶滅の原因? [サイエンス]
隕石衝突のエネルギーは広島型原爆の30億倍
約2億年前に地球に衝突した巨大隕石(いんせき)の証拠が日本で見つかった。大規模な環境変化が起き、多くの生物が死滅した可能性がある。恐竜を絶滅させた隕石衝突のはるか以前にも、大事件が生き物たちを襲っていた。
約2億年前に地球に衝突した巨大隕石(いんせき)の証拠が日本で見つかった。大規模な環境変化が起き、多くの生物が死滅した可能性がある。恐竜を絶滅させた隕石衝突のはるか以前にも、大事件が生き物たちを襲っていた。
米国の火星有人宇宙船計画、着々と準備進む [宇宙のロマン]
ネアンデルタールの知能はホモ・サピエンスと大差なかった? [サイエンス]
現生人類(ホモ・サピエンス)をして、近縁種であるネアンデルタール人などとの生存競争に勝ち抜かせ、地球上“最強”の種となしえたのは現生人類がもつDNAのどの部分だろう?
このような疑問に対して、ブラジルの科学者たちは「極わずか」、または「まったくない可能性がある」と答えている。
ブラジルで最近開催された遺伝子学会の席上、南リオ・グランデ州連邦大学の調査チームは、知能に関する人間のゲノムの調査結果を発表。
調査チームは現生人類のとネアンデルタール人およびデニソワ人(2008年にロシア・シベリアのデニソワ洞窟で発見された現生人類と共通の祖先をもつ、4万年前の人類) のゲノムの差を比較。
ザ・ホスト [SF小説・映画]
本格的SFではないけど、最初から最後までLobyを引きつけたのが『ザ・ホスト』。
日本での公開は8月末ですので、すでに観られた方もいるかも。
この映画、典型的な“インベーダー”テーマの作品なのですが、興味深いのは、メラニー(シアーシャ・ローナン)と呼ばれる個体(人間)を専有したエイリアン“ソウル”が、気が弱いのか完全に個体を専有できず、もとの持ち主メラニーの人格と個体を共有してしまうということです。映画の中でメアリーとワンダラー(ソウル)の会話を聞いていると、まるで二重人格者の葛藤を見ているような感じです。
すばる望遠鏡、アンドロメダ銀河の全体像を撮影 [宇宙のロマン]
すばる望遠鏡に搭載され、本格的な観測を始めた超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム) が、アンドロメダ銀河M31の姿を鮮明に捉えた。アンドロメダは一般的にも有名な銀河で我々の天の川銀河の隣にある。日本やハワイから見える銀河としては見かけの大きさが最大のものだ。
そのため、従来の地上大望遠鏡ではその姿を一度に捉えることができなかったが、今回すばる望遠鏡に新たに搭載されたHSCによって、見事にアンドロメダ銀河の全容を一度で撮影することができた。HSCは満月9個分の広さのエリアを一度に撮影できる世界最高性能の超広視野カメラだ。独自に開発した116個のCCD素子を配置し、計8億7000万画素を持つまさに巨大なデジタルカメラである。
すばる望遠鏡に搭載された HSC がとらえたアンドロメダ銀河M31の姿
(クレジット:HSC Project / 国立天文台)
そのため、従来の地上大望遠鏡ではその姿を一度に捉えることができなかったが、今回すばる望遠鏡に新たに搭載されたHSCによって、見事にアンドロメダ銀河の全容を一度で撮影することができた。HSCは満月9個分の広さのエリアを一度に撮影できる世界最高性能の超広視野カメラだ。独自に開発した116個のCCD素子を配置し、計8億7000万画素を持つまさに巨大なデジタルカメラである。
トロイア戦争 [歴史]
ギリシア神話の世界とトロイア戦争
『トロイ』と言えば、ブラッド・ピット主演の作品が有名ですが、同じタイトルの映画作品だが、キャストがまったく違う- ストリーもかなり違う- を最近、動画配給サイトで見ました。
はじめは、1955年の『トロイのヘレン』(Helen of Troy)かと思ったけど、ストリーが少々違うし、第一、エレン役の女優がどうも違う気がする…
あらためて調べた結果、これは2003年に米国で制作されたTVドラマシリーズの映画化だと分かりました。ブラッド・ピットの『トロイ』が2004年制作だから、1年ほど早いことになります。
ちなみに、このTVドラマベースの作品は日本では『トロイ ザ・ウォーズ』と呼ばれているようです。原題は『Helen of Troy』で1955年作のと同じなのだから、同名にすればいいのに、何ともサーチしにくいタイトルとなっています。
『トロイ ザ・ウォーズ』では、ストリーはトロイの王子パリス(マシュー・マースデン)とヘレン(シエンナ・ギロリー)を軸に展開しますが、ギリシア神話もふんだんに取り入れたどう作品は、ピット(があまりにも目立ちすぎる?)の『トロイ』とは一味違った面白さがあります。
『トロイ ザ・ウォーズ』の動画。全編見れます。
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